中日本印刷株式会社


中日本印刷株式会社
経営企画室
情報システム
リーダー 水野 啓一 氏
「Delphi/400によるGUI化は見た目が良いですし、多くの情報を1画面にまとめて表示させる事ができ、IBMi(AS/400)のデータの分析も簡単に行えます。分析したデータをExcelへ書き出したり、1クリックで帳票を出力したりできる点も気に入ってます。営業にも使いやすい画面を作ることが出来たと思います。
 以前の帳票はラインプリンタを使っていたので、マトリクス形式で出力させる事が出来ませんでした。 Delphi/400からVB-Reportを呼び出すことによって、非常に多くの情報をA4一枚に出力したり、時系列で印刷する際に色をつけたり、グラフ化したり出来るようになりました。これは素晴らしい事です。
 次のステップとして、営業が入力したデータを上手に活用して、売上に貢献できるシステムを開発していきます。その第一弾として、2007年3月よりDelphi/400を使った営業向けの『売上目標・実績管理』システムを本格稼動させる予定です。」
(リーダー 水野 啓一 氏)
会社概要
■本社所在地
  愛知県名古屋市中区新栄1-7-22
■主要製品
 商業印刷物、出版印刷物、電子メディアなどの企画・制作・製造
■URL
  http://www.nakanippon.co.jp/
 中日本印刷株式会社は、創業50周年を経た1999年を一つの区切りとして、創業以来の大きなチャレンジを始めた。それは、一方で印刷事業を基盤としつつ徹底したデジタル化戦略によって生産性を飛躍的に上げていきながら、もう一方で、その基盤の上に新たなソフト事業を積極的に構築し、川上から川下までサービスを統合していく戦略である。
 しかもそのソフト分野とは、一般に言われているデザインという領域に止まらず、編集・制作などクリエイティブ全般はもちろん、販売促進や社内コミュニケーション活性のプランニング、webを使ったeコマースやイントラネット、社内コミュニティ構築にまでフィールドを広げている。2004年、お客様の要望や期待を一つの基準としてこれらのサービスを再構築する組織を編成した。
 今後は、広告代理店様をはじめ企業や組合・労組など各種団体のお客様の広報部門、スタッフ部門、営業部門、販売促進部門など全般にわたって、多様なご要望にお応えするよう新たなノウハウを磨き続けて行く。

中日本印刷株式会社 本社
システム化の経緯
中日本印刷株式会社では、iSeriesの前身であるIBM S38から導入し、印刷業向け営業パッケージ、経理パッケージを使い、パッケージ間で連携して業務システムを構築していた。しかし、5250画面では情報量が少なく活用が難しい点や、営業ごとの見積金額のばらつきがあり、会社としての利益が分かりづらいという問題点があった。
 1990年後半に営業部門がノートパソコン1人1台体制になり、コンピュータを使う環境が整ってきた。2000年問題もあり、新しいシステムを導入する流れになった。システム全体を一挙に再構築するのではなく、営業部門から新たなシステムへ作り変えていくことになった。
 営業にとって使いやすいシステムを考えていく中で、GUI化ツールの一つとしてDelphi/400と出会った。
 Delphi/400を採用した理由は、他の開発ツールと比較をして、開発期間が短期間で行える点、細かい面まで処理を行うことができる点、接続クライアント数無制限のライセンス体系により、将来的に営業部門以外での活用も、ツールへの追加コスト無しで行える点が挙げられる。
BEFORE(システム導入前)
 印刷業向け営業パッケージは、営業部門の専任担当者が、5250画面を複数立ち上げる受注入力システムであった。
 生産指示は、営業が7枚複写式伝票を手書きで作成し、営業控、経理、製作、印刷工場と回していた。
 又、見積書を作成する際は、見積マニュアルから、紙のサイズ・種類・印刷枚数・色数・インク・加工仕様等を調べ、手作業で計算を行っていたため、時間が掛かっていた。


5250画面


旧システム・新システム概念図


AFTER(システム導入後)
 Delphi/400でGUI化された使いやすい画面を使用することにより、営業が入力を行えるようになった。
 生産指示も同じDelphi/400画面から入力を行い、1クリックで必要な帳票を出力できる。ここでは、Delphi/400からVB-Reportを呼び出すことによって、見栄えが良い帳票を作成している。
 見積書作成時には、プルダウンメニューから必要項目の選択を行えば、標準金額の計算も自動で行われ、短時間で容易に作成できるようになり、営業ごとのばらつきもおさえられた。


帳票画面


新受注システム全体図
システム化の効果
 営業が入力の大部分を行うことにより、専任担当者による受注入力業務を削減した。その結果、営業部門の専任担当者を半減する事ができ、人件費の削減を行うことができた。
 また、社外からもノートパソコンを利用して、アクセスできるようになり、社内と同じ様に入力できるようになった。これにより、スピーディな営業活動が行えるようになった。
 加えて、過去の受注情報を参照できるようになり、営業活動の幅がひろがった。

Delphi/400画面@

Delphi/400画面A
開発環境
Tool :Delphi/400 Version7
   VB Report
DB Server :IBM IBMi(AS/400) Model 820  OS Version :V5.3
Team Size :8名
開発期間 :基本設計4ヶ月+開発6ヶ月
画面数 :約20画面
開発工数 :基本設計8人月+開発18人月
開発会社 NSISS株式会社(現:JBCC株式会社)