導入事例

SECカーボン株式会社

情報システムグループ

情報システムグループ

当社は、長年汎用機を使用してきたため、ユーザインタフェースはエミュレータの黒い画面でした。この汎用機をIBMi(AS/400)に機種変更することになり、更新系は汎用機のCOBOLを流用するつもりでしたので、さほど問題はありませんでしたが、画面系と打出系については作り直しになりますので、どの言語を使用するかで悩みました。特に情報系システムについてはGUI画面でグラフィカルなものにしたいと考えていましたし、生産性向上も重要なポイントでした。当然、費用対効果も考慮する必要がありました。 色々と調査した結果、IBMi(AS/400)と相性の良いDelphi/400に決定し、グラフや在庫管理用のビジュアルな画面、さらにはバーコードの機能を組み込んだり出来ました。不慣れな当社だけでは不安があったので、ミガロ.に支援してもらって稼動にこぎつけました。これからは、データや文書のワークフロー、表示画面のボタンを押すと直接FAXや直接メールを行うシステムを開発する予定です。

部長 番 雅則 氏

会社概要

会社名 SECカーボン株式会社
本社所在地 兵庫県尼崎市御園町5番地 土井ビル
主要製品 人造黒鉛電極、アルミニウム製錬用電極、特殊炭素製品、高純度黒鉛粉末
URL http://sec-carbon.com/
エスイーシーは1934年に創業。人造黒鉛電極の製造で培った技術力で、カーボンテクノロジーの進化をけん引する。
原料調達から加工までのすべての工程において、高品質・高精度を追求する徹底した品質管理を行い、ユーザーの生産性向上、新製品開発に貢献する製品作りを行っている。
エスイーシーは、人と炭素との長い歴史の中で育まれてきた、カーボンテクノロジーのより豊かな可能性と新機能の開発に取り組み続ける。
SECカーボン株式会社 製品
SECカーボン株式会社 製品

SECカーボン株式会社 製品


システム化の経緯

約30年前から、コンピュータの導入を行い、経理や人事等のシステム化を行ってきた。その後、情報システムグループが中心となり各業務のシステム拡大を行い、現在使用しているシステムの雛型ができあがった。当初はホストコンピュータを使用していた為、エミュレーター画面のプログラムであった。 ホストからiSeriesへ移行したのは、2001年。SoralisやUNIX等のあらゆるOSを検討したが、信頼性の面からIBMのiSeriesの導入を決めた。開発言語は、自由にプログラム開発を行うことができ、それまで使用していたファイルを変更する必要がなかった点を評価し、Delphi/400を採用した。
 現在では、画面を使用するほとんどのシステムはDelphi/400で開発を行っている。また、バッチ処理や煩雑な更新処理等はCOBOLで開発を行い、Delphi/400と連携を行っている。帳票のプログラムは、VB-Reportを使用している。


BEFORE(システム導入前)

汎用機での管理・運用を行っていた。

  • ■加工システム

    加工現場の担当者が、加工で測定した特性値等の情報を製品にチョークで手書きし、かつ、紙にも記載していた。その紙を検査部門の担当者に渡し、それを基に電算入力する形をとっていた。

  • ■出荷システム

    生産管理部門にて、各営業マンからのオーダー受注後、受注内容を電算入力し、関係各部門に出荷指示書を出力していた。 また、取扱製品の特性上、製品一本一本の選別出荷をする場合があるため、その時には、技術部門が出荷指示書とは別の指示書をExcelで作成し、出荷部門に渡していた。 出荷部門では、出荷指示書と技術部門発行の指示書を基に、出荷作業に入る前に、在庫置場から出荷製品を取り出すのだが、取り出す方法は、加工現場の担当者が製品にチョークで手書きした情報を頼りに行っていた。それらの出荷内容は、現場担当者が紙に手書きして、別の担当者に渡し電算入力していた。 取り出す際には、該当出荷製品が、山積みされている在庫に埋もれている場合があり、そのような時は、クレーンで移動させながら取り出さなければならず、1日作業であった。


AFTER(システム導入後)

IBMi(AS/400)での管理・運用に変更した。

  • ■加工システム

    加工現場の各ラインにパソコンを配置し、直接、Delphi/400で作成した画面に、製品№等の情報を入力し、入力した内容をバーコードラベルとして発行し、製品に直接ラベルを貼ることにした。この結果、チョークでの手書き、紙での手書きを全て廃止した。

  • ■出荷システム

    技術部門のExcelで作成している指示書をシステム化し、その指示データと加工部門のデータにより、出荷部門では、製品の在庫位置や製品特性情報をパソコンまたはハンディーターミナルで確認ができ、取り出しやすい製品位置が把握可能となった。 また、出荷時は、製品に貼っているバーコードラベルをハンディターミナルで読み取る方法にしたため、紙での手書きを廃止した。

システム導入後

システム化の効果

紙で作業を行っていたため、転記による入力間違いや作業効率が悪いといった懸念があった。
手作業部分のシステム化やバーコード化を実現させることにより、現場での作業効率が向上し、管理部門では、タイムリーな情報把握ができるようになった。 また、各部門での詳細な情報の共有化が実現でき、製品のトレーサビリティも向上した。
画面系も全てDelphi/400で作成したので、グラフィカルになり初心者でも使いやすくなった。

Delphi/400画面①

Delphi/400画面①

Delphi/400画面②

Delphi/400画面②


開発環境

Tool
Delphi/400 Version7
VB Report
DB Server
IBM IBMi(AS/400) Model 270     OS400 V5.1 . V5.2
Team Size
6人
開発工数
約 48人月
開発会社
SSECカーボン株式会社 (www.sec-corp.com)

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