Delphiではフォームが開発の中心になります。
Delphiを起動すると、新規プロジェクト、フォームが自動生成されますが、これはワープロソフトの場合と似ています。ファイル(プロジェクト)が作られ、その中に白紙の用紙(フォーム)が作られます。この1枚の紙が1画面に当たるので、そこへコンポーネントを配置し外観を整え、コーディングで動作などを記述します。必要ならば用紙の追加(フォームの追加)を行い、アプリケーションを作成していきます。
コードの入力には、コードエディタを使用します。コードエディタとは、テキストエディタのことで機能がいろいろと充実しています。 |
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コードテンプレート |
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コードテンプレートとは、IF、FOR、WHILE、CASEなどのような頻繁につかう構文を手作業で入力する代わりに、自動的に入力させる機能です。
たとえば、ifと入力した直後に[CTRL]+[J]を押すと、単純なif文やbegin〜end付きのもの、else節のあるものなどのリストが表示されます。ここから適当なものを選べば、対応するプログラムコードが埋め込まれ、ifの直後にカーソルが移動します。 |
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コード補完 |
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コード補完は、フォーム上のコンポーネントなどオブジェクト名の直後にピリオド(.)を入力すると、プロパティやメソッドの名前をリストアップしてくれる機能です。 |
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ツールチップ式評価 |
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Delphiでは、プログラムをデバッグのために停止させているとき、マウスカーソルを変数やプロパティの上に移動させると、自動的にその値がツールチップとして表示されます。ここでは、オブジェクトや変数、定数などさまざまな式を評価できます。 |
アプリケーション画面の設計方法) |
1. Delphiを起動してフォームを自動生成 |
2. フォームにオブジェクトを配置 |
3. オブジェクトインスペクタを使ってプロパティやイベントを設定 |
4. 設定されたイベントにコードを入力 |