Tips9 パッケージについて
パッケージには開発時に使用する設計時パッケージと、運用時に使用する実行時パッケージがあります。
 
パッケージについて
よく使うコードを実行時パッケージとしておけば、Delphiアプリケーションのサイズを小さくできるので、C/Sアプリケーション等では配布工数/サイズを削減することが可能です。
コンポーネントをカスタマイズする場合や、新規に作成する場合は、パッケージを作成します。
カスタマイズや新規に作成したコンポーネントを使用して開発する場合は、設計時パッケージをインストールします。
 
パッケージとは
パッケージとは、アプリケーション、IDE(統合開発環境)、またはその両方によって使用される、特別なダイナミックリンクライブラリのことです。

パッケージには開発時に使用する設計時パッケージと、運用時に使用する実行時パッケージがあります。
実行時パッケージとは、ユーザーがアプリケーションを実行する時に必要な機能を提供するパッケージのことです。設計時パッケージは、IDEにコンポーネントをインストールして、コンポーネント用の特別なプロパティエディタを使用する為のパッケージのことです。

パッケージは設計時と実行時の両方で機能し、設計時パッケージは実行時パッケージを頻繁に呼出して動作します。パッケージライブラリは、その他のDLLと区別する為、.bpl(Borland package library)という拡張子を持つファイルに格納されます。設計時パッケージによりIDEでコンポーネントが操作され、実行時パッケージによりVCLのコンポーネントがカプセル化されます。アプリケーションはパッケージの有無に関わらず構築できます。
但し、IDEにカスタムコンポーネントを追加したいときは、カスタムコンポーネントを設計時パッケージとしてインストールする必要があります。