Tips12 データモジュールの役割と有効活用
データモジュールとは、データベースアプリケーションで利用するデータアクセスコンポーネントを集約/管理することのできる、便利なオブジェクトのことです。
 
データモジュールとは
データモジュールには、非ビジュアルコンポーネントのみ配置することができます。
非ビジュアルコンポーネントには、データアクセスを行うTTableやTQuery、時間で動作制御を行うTTimer、ダイアログボックスを表示させるTOpenDialogやTSaveDialogなどがあります。
データモジュールは非ビジュアルコンポーネントを一元処理する場所を提供し、共通して利用することができます。
 
データモジュールの使い方
データモジュールには、TTable、TQuery、TDataSourceなどの非ビジュアルコンポーネントを配置して使います。データモジュール上に配置されたコンポーネントは、同一プロジェクト内のすべてのユニットから自由に利用することができます。

つまり、データモジュールに配置された、TTable、TQueryがアクセスしているデータセットの内容を、他のフォームから自由に利用できます。同じデータのコンポーネントをフォーム毎に配置する必要はありません。
便利な使い方
使用するデータベースに該当するデータモジュールを各フォームで指定すれば、ファイルが利用できます。
データベースが変更になった場合でも、データモジュールの修正だけで対応できるので、データベース管理が容易になります。
また、データモジュールは、オブジェクトリポジトリに登録することができるので、別のアプリケーション作成時にデータベースアクセスを再利用することができます。