Tips2 Rave Reports
Delphi/400に付属するRave Reportsは、コンポーネントベースの視覚的なレポート設計ツールで、簡単な手順でアプリケーションにレポートを追加することができます。
 
処理方法

レポートの設計はRave ビジュアルデザイナで行います。
帳票イメージの[Page]コンポーネント上に各項目を配置し、ビジュアルなレポート設計が行えます。
配置するコンポーネントには、データ項目、画像、計算項目、罫線などの部品が用意されています。
プログラムによる制御を組み合わせることで、プレビュー、プリンタ、ファイル出力時の設定を細かく設定できます。
複数のデータベースを利用できるので、データを組み合わせたいろいろな形のレポートを作成することもできます。
   

 

 
注意点

Rave Repotrs付属のPDF化機能は、日本語環境をサポートしていません。
   

 

 
装備しているレポート機能

ワードラップメモ
フルグラフィックス
位置合わせ
正確なページ配置
プリンタ設定
フォント制御
印刷プレビュー
レポートの内容の再利用
 

 

既存のデータベースアプリケーションにレポートを追加する方法

1. Delphi でデータベースアプリケーションを開きます。
2. [RvDataSetConnection]コンポーネントをアプリケーションのフォームに追加し、[DataSet]プロパティにすでに定義されているデータセットコンポーネントを指定します。
3. Rave ビジュアルデザイナを使用してレポートを設計し、レポートプロジェクトファイル(rav ファイル)を作成します。
このとき2)で追加したRvDataSetConnectionコンポーネントを通して、データセットの項目を参照しながら、作成できます。
4. Rave プロジェクトコンポーネント「TRvProject」 をアプリケーションのフォームに追加し、手順 3)で作成したレポートプロジェクトファイル(.rav ファイル)をProjectFile プロパティで設定します。
5. Buttonの[OnClick]イベントなどに、Rave プロジェクトコンポーネントの[ExecuteReport]メソッドを記述することによって、レポートを実行できます。