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2009_migaro_techreport_001   69 / 80

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67 宮坂 優大 田村 洋一郎 株式会社ミガロ. システム事業部システム1課 ●はじめに ●MKS Integrityのメリット ●MKS Integrityの機能紹介 ●有効機能の紹介.レポート機能 ●最後に 1.はじめに  アプリケーション開発を効率よく品質 の高いものにするためには、開発プロセ スと関連ドキュメントを1 つのツールで 管理をすることが望ましい。1 つのツー ルで統合管理をすることができれば、進 捗管理やドキュメント等のコントロール を高めることができ、結果として「生産 性の向上・品質向上・コスト削減」に結 びつけることができる。  「MKS Integrity」はアプリケーショ ンの資産管理、開発管理、変更管理、要 求管理、保守管理を行い、この問題を解 決する統合管理ツールである。  MKS Integrity は、以下の5 つの基 本機能で構成される。【図1】 1.MKS Integrity 2.MKS Requirements 3.MKS Source 4.MKS Test 5.MKS Deploy 2.MKS Integrityのメリット  MKS Integrity は、さまざまな人々 へ、多彩なメリットを提供する。 ● CIO や経営者のメリット  MKS Integrity は、企業の複雑で多 様化したIT 環境において、最大の生産 性とビジネス価値を導きだせるようIT 環境全体の統制管理手段を提供してくれ る。このIT 統制管理により、社内の情 報をビジネスゴール(会社の目標)に迅 速に結びつけ、生産性とビジネス価値を 改善させることができる。  また、各々のプロジェクトのリアルタ イムなデータが一覧表示された管理画面 (ダッシュボード)を通して、今後の見 通しや進捗状況、コスト、管理統制状況 を把握して判断をすることができる。  このプロジェクトのデータはすべて開 発現場のものであり、そこでプロジェク トメンバーが入力しているデータをその まま使用しているので、正確かつリアル タイムに状況を確認することができる。 ●プロジェクト管理者のメリット  プロジェクト管理者は、承認された要 件や変更に基づいて「WBS(*1)」を作 成し、管理することができる。もし仮に 変更要件が発生し、設計モデルの変更が 生じても、進行中の各種仕事に影響する 場合は、画面に警告を表示することがで きる。  大規模なプロジェクトでは、プロジェ クト計画ツールやリソース管理ツールか らWBS やスケジュール表、見積表を MKS Integrity へインポートしたり、 他ツールへエクスポートしたりすること もできる。  さらに、見積をWBS 上に取り込むこ ともできる。見積活動の結果から手作業 で作成された資料はときに古いものと なってしまうことが起こるが、MKS Integrity を導入すれば、プロジェクト 運営のために資料を作成しなおす必要は なく、本来の管理そのものに時間を割く ことができる。 MKS Integrityを利用したシステム開発 統合管理ツール「MKS Integrity」を用いて 進捗管理やドキュメントのコントロールを行い 「生産性の向上・品質向上・コスト削減」に結びつける。 略歴 田村 洋一郎 1983 年9 月27 日生れ 2006 年近畿大学理工工学部卒 2006 年04 月株式会社ミガロ.入社 2006 年04 月システム事業部配属 現在の仕事内容 RPG やDelphi/400 などの開発経 験を経て、現在は主にDelphi/400 を利用した受託開発を担う。また、 MKS を利用した開発手法を社内に 広めたり、MKS の技術サポートも 担当している。 略歴 宮坂 優大 1982 年11 月19 日生れ 2006 年近畿大学理工学部卒 2006 年04 月株式会社ミガロ.入社 2006 年04 月システム事業部配属 現在の仕事内容 主にDelphi/400 を利用したシス テムの受託開発とMKS サポートを 担当。Delphi およびDelphi/400 のスペシャリストを目指している。