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migaro_tech2013   14 / 100

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12 通信販売事業と 注文の流れ  当社では健康食品を研究・開発し、通 信販売により商品をお客様へお届けし、 お客様のお悩みを少しでも解消すること を目的として運営している。基幹システ ムIBM i(AS/400)で「顧客管理シス テム]を構築しており、広告・受注・発 送・入金・督促・DM の管理をしている。  お客様との関係は、例えば広告媒体に ついては、テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・ インターネット等、多岐にわたり展開し ている。  お客様からの注文は、電話・FAX・ はがき・インターネットで受け付けてい る。注文受票は、電話注文の場合は手書 きで作成し、インターネット注文の場合 はEC カート自動送信メールのプリント アウトを注文受票としている。  注文受票作成後からの業務がシステム の対象範囲で、顧客マスター登録および 受注入力を行い、発送・入金・(督促)・ DM の流れをシステム化している。 Delphi/400導入前の CTIの課題  顧客管理システムはIBM i(5250 画 面)を利用しているため、そのままでは CTI のPC 連携機能が使えない。イリイ の「BIG 顧客ProCTI」の提案があり、 導入することになったが、以下の利点と 難点があった。 ・利点  電話履歴(電話が何時何分にあったか 等)が自動で残せる点と、その履歴に対 応内容を追記し残せる点だ。その結果、 顧客との次回の電話応対時に、スムーズ に話ができるようになった。 ・難点  顧客データと電話履歴データが累積さ れるだけなので、そのままでは受注以降 の業務ができない点がまず挙げられる。 また、顧客管理システム(IBM i )とデー タを同期化するためには、IBM i と「BIG 顧客ProCTI」にすべての顧客を登録、 変更しなくてはならず、二重作業や二重 管理に苦労する点も挙げられる。  当面の運用としては、IBM i と「BIG 顧客ProCTI」の顧客マスターの同期化 は諦め、「BIG 顧客ProCTI」は単なる 古い電話帳データを参照するだけとし た。他方、「BIG 顧客ProCTI」の電話 履歴データについてはIBM i に受け渡 して、顧客管理システム側でも電話履歴 を参照できるようにした。  このような状況と問題点により、CTI のメリットが活かしきれていなかった。 そのため今回、Delphi/400 を導入し、 IBM i にCTI を組み込んだシステム構 築を計画した。 Delphi/400でのCTI 開発について (1)CTI 動作環境の準備  はたしてDelphi/400 でCTI は実現 可能なのか、わからないところからのス タートだった。 Migaro.Technical Award 2013 ゴールド賞 部門 1 Delphi/400でCTI開発および関連機能組み込み ―はたしてDelphi/400で CTIは実現可能なのか? 仲井 正人 様 株式会社スマイル・ジャパン システム部 株式会社スマイル・ジャパン http://www.care-cure.jp/company/ index2.html 健康食品の通信販売事業を行ってい る。健康食品の研究・開発を通して、 お客様の健康づくりをサポートし、 健やかでいきいきとした日々をすご していただくことを目的として活動 している。