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migaro_tech2013   30 / 100

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28 ひチャレンジしてほしい。  今後の課題としては、Excel → PDF 変換に関してはクライアント側で処理す る形となってしまったが、このプロセス をサーバー側で処理できないかを検討し たいと思う。 エンドユーザーの評価 と今後の展望  今回紹介した方法は、まだ部分的な業 務の使用にとどまっている。当社では、 今でもSPOOLF で帳票出力しているも のが多々あることもあり、新しい手法に ついては、利用しているエンドユーザー の評価としては上々である。  そして今回の導入により、各プロセス のテンプレートを作成することができた ため、今後の業務に展開していく予定で ある。 最後に  本稿を読んだ人は、今回紹介した方法 により、IBM i ネイティブやネイティ ブ以外の資源の融合によってIBM i の 資源をさらに有効に使えるという、1 つ の利用例があることが理解できたと思 う。加えて、まだIBM i の資源を有効 に使える可能性が潜んでいると考えられ るため、今後もその可能性を模索してい きたい。  ただし、問題は残っている。それは IBM i の情報は他のサーバーとは異な り、非常に入手しにくい点である。この 状況を打開する1 つの方法として、企業 間を越えたナレッジの共有が考えられ る。自企業から同地区の企業へ、そして 全国の企業へとその輪を広めていくこと が、今後の有効な手段の1 つだと思われ る。  ぜひ、本稿執筆をトリガーとして、全 国の企業の方々とナレッジ共有を実現さ せて、Delphi/400 およびDelphi とと もに、今まで以上にIBM i を有効かつ 効率的に活用していきたい。 M