Tips2 運用版インストール時の注意点について
運用版をインストールされる場合は、次の点に注意して下さい。
 
運用版インストールについて

Delphi/400 Deployment(運用版)のインストールは、Delphi 付属のBDE(Borland Database Engine)をインストールしてから行って下さい。
IBM i (AS/400)に[AS/400 ミドルウェアサーバーコンポーネント]のインストールが必要のない場合があります。
   

 

 
注意点

クライアントPCでソフトが稼働していると、インストールがハングしたりエラーの起こる場合があります。ウイルス関連ソフト等の常駐ソフトも全て一旦終了してから、インストールを行ってください。
BDEはデータベースを扱う場合必要ですが、Delphi/400(運用版)ではBDEのインストールは行いません。
このため、BDE接続をご利用の場合は、Delphi/400(運用版)をインストールする前にBDEのインストールを行って下さい。
Native接続のみの場合は、BDEのインストールは必要ありません。この場合、Delphi/400(運用版)をインストールするときにインストールするコンポーネントでIDAPIドライバを外してください。

クライアントPCでV2007を使用する場合、Windows2000など.NetFrameworkが入っていないと、Configuration起動時にエラーが出る報告がございます。
エラーをOKすれば動作上は問題ないのですが、回避する場合はInstallAwareに .NetFrameworkのラインタイムを組み込むことで解決できます。

InstallAwareの[アプリケーション情報−アプリケーション・ランタイム]のステップで「Microsoft .NET Framework X.X」を組み込みます
(.NetFrameworkのバージョンについては特に指定はありません)。

   

 

 
運用版インストール時の注意点について

すでにIBM i (AS/400)にDelphi/400開発版や運用版が転送されている場合には、[AS/400 ミドルウェアサーバーコンポーネント]のインストールは必要ありません。
ただし、すでにインストールされているバージョンが古い場合には、[AS/400 ミドルウェアサーバーコンポーネント]をインストールしてください。
お使いのクライアントPCにも、新規バージョンのローカルモジュールを順次インストールしてください。サーバーコンポーネントとクライアントのローカルモジュールのバージョン差異によって、不具合の起こる可能性があります。

[AS/400ミドルウェアサーバーコンポーネント]のインストールについては、Tips3をご参照ください。

   
BDEのインストール方法には次の二つがあります。
1. Delphi付属のInstallShieldを利用する。(Tips4参照)
2. UpdateObjects/400を利用する。(Tips6参照)