東洋佐々木ガラス株式会社


東洋佐々木ガラス株式会社
経営管理部情報管理課
課長 飯田 豊 氏

 2008年2月にお客様向けWeb受注サイトをオープンしました。ご利用されてい るお客様には大変満足して頂いています。また自社では、出荷作業にかかる 工数が予想以上に削減できているので、これからもっと利用して頂くお客様 を増やしていく予定です。

 従来のFAXでの発注に慣れているお客様の中には、Web受注サイトを利用する ことに抵抗を感じる方もいらっしゃいますが、リアルタイムに在庫確認がで きることや、今後は、在庫照会時の検索機能を強化したり、現在の配送状況 の確認ができたり、納品書や請求書等も追加機能として加わる予定があるこ とをお話すると、かなりの確率で検討して頂いています。

 このWeb受注サイトで効果が出れば、次は仕入先に対する発注処理をWeb化し たいと考えています。また、生産計画や工場の作業指示など、画像も一緒に 表示した方が分かりやすいようなシステムは、C/Sで開発していきたいと考 えています。

 Delphi/400は、IBM i のデータベースはもちろん、画像データ等IBM i以外の データベースへもリアルタイムにアクセスができ、Delphi/400だけでGUI・ Webのアプリケーションを開発することができるので、今後のシステムを構築 する上でも、弊社にとって必要不可欠な開発ツールであると思っています。
(飯田 豊 氏)
会社概要
■本社所在地
  東京都中央区日本橋馬喰町2−1−3
■事業概要
 ・TSGブランド製品の製造販売(業務用品,家庭用品,贈答品)
 ・オーダーメイド製品の製造販売(企業向けプレミアム製品,ガラス製工業部品)
 ・輸出向け製品の製造販売
■URL
  http://www.toyo.sasaki.co.jp/
 東洋佐々木ガラス株式会社は、明治時代から続く老舗のガラスメーカー2社が合併してできたハウスウエアのトップメーカーで、 業務用強化グラスから、熟練したガラス職人による器まで幅広く製造販売している会社です。

安全性・耐久性に優れた
「強化グラス」
「HS」ハードストロング
手づくり 焼酎道楽
システム化の経緯
同社はこれまで、電子帳票の導入(本稼動2006年4月)、送信用FAXサーバーの導入(本稼動2006年12月)、 受注用FAXサーバーの導入(本稼動2007年8月)を行ってきた。

 1日約700枚の注文伝票がFAXで送られてくるが、注文伝票が定型ではなくお客様毎に書式が違っていた。その為、伝票入力や、出荷指図までにかなりの手間がかかった。また、お客様は注文する前に、電話で在庫確認を行っていたので、その在庫問い合わせの回答にもかなりの時間を費やしていた。
そこで、『注文受付時の在庫照会等、お客様へのサービス向上』 、『出荷指図の工数削減』 を目的としWeb受注サイトの構築を行うことになった。
BEFORE(システム導入前)
  お客様は事前に電話で在庫確認を行い、注文書をFAXで送信する。受信した注文書は受注用FAXサーバーで読み取り、画像データとしてデータベースに保管している。その画像を見ながら伝票入力を行い、返信用FAXサーバーから納期回答を行っていた。

 この方法では、お客様にわざわざ電話で在庫確認をして頂かなければならなかった。また、お客様毎に注文伝票の書式が異なるので、伝票入力に時間がかかり、出荷指図を行う工程までかなりの時間を費やしてしまうという問題点を抱えていた。
システムフロー図
AFTER(システム導入後)
 Delphi/400で構築したWeb受注サイトをお客様にご利用頂くことで、お客様は今まで電話で問合せていた在庫照会をしなくても、リア ルタイムに、在庫状況を確認しながら注文処理を行うことが出来るようになった。
 また社内でも、お客様に入力して頂いたデータを直接IBM i に取り込むことで入力作業が軽減し、出荷指図作業の工数削減につながった。

 今回のWeb受注サイトを構築するにあたり、Webシステム構築の上で問題となるセキュリティ面はCACHATTOサーバーを採用することにより、工数をかけず容易にセキュリティ設定をすることができた。 また、Delphi/400を利用することでIBM iのデータをWeb上でリアルタイムに提供し、また、画像などのIBM i以外のデータも一緒に表示することができ、お客様が利用しやすい 画面を作成する事が出来た。
 
システムフロー図
外部からのアクセス経路
「在庫情報」画面
システム化の効果
Web受注サイトをシステム化したことにより、お客様が使用する在庫照会や発注処理に、画像を一緒に表示したり、スペック表データを提供したりと、結果として競合他社と差別化をしたサービスを提供できるように なった。同時に、お客様からの在庫問合せに対応する必要がなくなり、社内工数の削減もすることができた。

 来春までに目標である40社の利用を目指し、普及に力を入れている。利用ユーザーの候補である40社からの注文を、Web受注サイトから注文があったと仮定して試算をしてみたところ、FAXで送られてくる1枚当たりの受注処理時間は約30秒短縮でき、全体では受注センターのオペレーター2名分に相当するコスト削減を期待できる。また実際にWeb受注サイトを利用した場合、お客様は導入前に比べて10分の1程度の業務削減が可能に なると予測される。

 また、注文を受け付けた受注データをCSVデータなどでお客様にフィードバックすることで、お客様社内の業務システムで活用して頂くことも可能となり、今後、多様な業務改善効果も期待できる。
開発環境
Application :Web受注サイトシステム
Tool :Delphi/400 Version2006
   RPG
DB Server :IBM AS/400  OS400 V5.3 1995年導入
  :WindowsServer

その他 :CACHATTO
開発工数 :約6人月