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IBM HTTP Serverでログを日付毎に出力する方法

SmartPad4i(Cobos4i)ではWebサーバーにIBM HTTP Server(IHS)を使用することができます。
Windows版IHSのデフォルトでは、Webサーバーのアクセスログは/logs/access.logに保存されます。
Tipsではアクセスログを日付毎に分けて出力する方法をご紹介します。

Windows版 IHSのアクセスログ変更

Windows版 IHSのアクセスログはデフォルトの設定の場合、「IHSインストールディレクトリ」/logs/access.logにログが出力されます。
設定を変更することで、出力されるaccess.logを日付毎にわけて出力させることも可能です。
 ※日付毎にログを分けることで、アクセスログの管理がしやすくなります。

設定ファイル httpd.confの編集

「IHSインストールディレクトリ」/conf/httpd.confの設定を編集します。
バックアップを取得後、テキストエディタ等で編集してください。

log_config_moduleモジュールの読み込み

httpd.conf内のモジュール読み込みの設定を変更します。
log_config_moduleが読み込まれていない場合(以下のように#が先頭についていてコメントになっている場合)
#を除いて、モジュールが読み込まれるように設定します。

#LoadModule log_config_module modules/mod_log_config.so
LoadModule log_config_module modules/mod_log_config.so

アクセスログ出力の設定

ログ出力の設定を変更します。
httpd.conf内の以下記述の箇所を変更します。

CustomLog logs/access.log common

以下のようにrotatelogs.exeを実行してaccess.logsの後ろに%Y-%m-%dを設定することでログファイル名を変更できます。
 ※access.log.2025-06-20 のように日ごとにログが出力されるようになります。

CustomLog "|bin/rotatelogs.exe -l logs/access.log.%Y-%m-%d 86400" common

Windows版 IHSの エラーログ変更

エラーログも同様に日付毎に出力することが可能です。

ErrorLog logs/error.log

アクセスログと同様にrotatelogs.exeを実行して日付を変更可能です。

ErrorLog "|bin/rotatelogs.exe -l logs/error.log.%Y-%m-%d 86400"