ValenceのAppBuilderアプリは、アプリ変数を使用することで様々な機能制御が行えます。
Tipsでは、アプリ変数の活用方法について複数回にわたって説明していきます。
第4回は、PivotGridウィジェットのアプリ変数リンクで制御できる機能をご紹介します。
はじめに
アプリ変数の定義方法 / 値の設定方法、ウィジェットのプロパティにアプリ変数をリンクする方法については、Valence アプリ変数の活用方法 (第1回)で確認ください。
Gridウィジェットのアプリ変数リンクで制御できる機能については、Valence アプリ変数の活用方法 (第2回)で確認ください。
Formウィジェットのアプリ変数リンクで制御できる機能については、Valence アプリ変数の活用方法 (第3回)で確認ください。
PivotGridウィジェットのプロパティで設定可能な機能
アプリ変数で制御ができる、PivotGridウィジェットの機能は以下です。
| フィルター制御 | Reset Filters | フィルターのリセット | |
| Set Filters | フィルターの値設定 | ||
| フィルター取得 | フィルターの値取得 | ||
| フィルター非表示 | フィルターを非表示 | ||
| 表示制御 | UI | collapseAll | 全て折りたたむ | 
| collapseAllColumns | 全列折りたたむ | ||
| collapseAllRows | 全行折りたたむ | ||
| expandAll | 全て展開 | ||
| expandAllColumns | 全列展開 | ||
| expandAllRows | 全行展開 | ||
| その他制御 | ダウンロード | exportFileName | ダウンロードファイル名の設定 | 
| exportTitle | ファイル内タイトルの設定 | ||
| 全般 | subtitle | サブタイトル設定 | |
| title | タイトル設定 | ||
| nabHideWidget | ウィジェットの非表示 | ||
| nabShowWidget | ウィジェットの表示 | ||
| refresh | リフレッシュ(再読み込み)設定 | ||
フィルターの制御
Reset Filters / Set Filters / フィルター取得 / フィルター非表示 を使用して、ウィジェットに設定されたフィルター機能を制御できます。
Reset Filters / Set Filters

Reset Filters と Set Filtersは他のウィジェットと同様の動作となります。
「Reset Filters」でウィジェットのフィルターフィールドにアプリ変数を設定している場合、設定したアプリ変数がtrueに変更された際、フィルターがリセットされます。
「Set Filters」でウィジェットのフィルターフィールドにアプリ変数を設定している場合、設定したアプリ変数に格納された値がフィルターフィールドの値として設定されます。
フィルター取得 / フィルター非表示
「フィルター取得」でウィジェットのフィルターフィールドにアプリ変数を設定している場合、スクリプト(getAppVar)やRPGプログラム(GetAppVar)でアプリ変数からフィルター値を取得できます。
「フィルター非表示」でウィジェットのフィルターフィールドにアプリ変数を設定している場合、設定したアプリ変数がtrueに変更された際、フィルターが非表示になります。

表示制御
UI
「UI」では、Pivot Gridの展開/折り畳み をアプリ変数から制御できます。

その他制御
ダウンロード
ダウンロード時のファイル名と出力したファイル内のタイトルをアプリ変数から設定できます。

全般
タイトル / サブタイトルの変更

「subtitle」プロパティにアプリ変数を設定している場合、設定したアプリ変数の値がサブタイトルとして表示されます。
「title」プロパティにアプリ変数を設定している場合、設定したアプリ変数の値がタイトルとして表示されます。
ウィジェットの表示 / 非表示

ウィジェットの表示非表示をアプリ変数から設定できます。
リフレッシュ(再読込み)

「refresh」プロパティのアプリ変数にtrueを設定することで、ウィジェットのデータを再読み込みできます。
  
  
  
  

